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全高は約25.5cm。パーツ数はたしか38点とかなり多めで、ヒモの組み込み等もあり多少難易度は高めのキットでしたが、完成時の見応えはなかなかのものになります。

首のマフラーはティッシュによって原型を作っているので、リアルなシワを表現できました。

ビキニ表現も過去作イヴと同じく、お尻のところにできるスキマを再現するなど(右列5段目写真参照)こだわってます。

刀の原型製作時も、刀身をアルミ棒から作ったり、はばき(刀身の根本の金具)も本物と素材は違えど同じような作り方にしたり、柄巻きにビキニヒモと同じ素材を使って、巻き方も本物と同じように巻いてみたり、かなりこだわってリアルに作ったんですが、計算ミスによって大きさが微妙に小さくなってしまいました…(数字に弱い自分の脳味噌に怒り心頭)。

まぁ空想キャラなので、少女の体格に合わせたオリジナルサイズの特注品ということにしておきます。

人形の命と言われる顔の造形に関しては、かな〜り悩みまして、納期の遅れを招く原因になりました。

SUDACCIさんを始め、関係各社の皆様には大変ご迷惑をおかけしましたが、おかげさまで納得できるレベルの顔に仕上がったと思います。

前もって描いた設定画では紫装束ですが、自分のブースで展示する見本は黒装束にしました。

デフォルトカラー(紫)版は版元のSUDACCIさん用の展示見本で再現しました(写真6段目から参照)。

初売りの時期が冬だったこともあり、SUDACCIさん用の展示見本にはもう一つ、白装束版も製作しました(下から2段の写真参照)。

真っ白なだけだと素っ気ないので、ピンストライプ的な模様も入れてあります。

それと、冬の時期ということで日焼け跡塗装は施しておらず、かなり色白な感じになっています。

ツヤ塗装は過去作のエヴァ2体でも使用した2液性ウレタン塗料ですが、エヴァの時は缶スプレーだったのでかなり高コストでした。

そこでララビィの展示見本以降は、瓶入りの2液性ウレタン塗料を吸上げ式エアブラシで使用しています。

ただ、刀の鞘はウレタンだとツヤがありすぎてそれっぽくないので、通常のクリアーでツヤ出し。

紫装束版と白装束版はベース色の上にパール塗装も施しています。

ショルダーホルスターは牛革の設定なので茶色系で、金具は真鍮の設定なので金色系で仕上げてます。

このビキニンジャ製作時はとても楽しくノリノリでやっていて、製作の合間に物語の舞台や細かい設定も考えてSUDACCIさんへ全て伝えてあり、後々何らかの手段で公になるはずでしたが、今(2017年)のところそういう話聞いてないなぁ…ぼくが知らないだけか?それとも忘れ去られているのか…。

フィギュア誌としてはかなり有名なレプリカント誌で連載されていただけあって、このひかりちゃんはかなり話題になったようで、このコスプレをしてくださった方も何人かいらしたようです(それを知った時はめっちゃ嬉しかった…!)。

まぁそんな感じでかなり楽しかったこともあり、このひかりちゃんが完成した頃だったか、3姉妹設定も考えてSUDACCIさんに伝えたところ、大いにけっこうと快くGOサインをいただき、次のあずさとつばめの2体を製作することになります。

「ビキニンジャ・ひかり」

2007年2月発売(販売はSUDACCIさん)現在絶版

価格 12,600円

フィギュア専門誌「レプリカント」の連載企画「ビキニンジャ・プロジェクト」の一環として始まった「ビキニンジャ・オルタナティブ」。

これはオリジナルビキニンジャの「忍者」「ビキニ」「日焼け跡」「ネコ耳」といった要素を取り入れつつ、原型師の好きなようにアレンジしちゃおうという企画で、第1弾のオファーをいただきました。

非常に楽しく製作させていただきましたが、試行錯誤もかなりしておりまして、納期を大幅に遅らせてしまう等、関係者の皆様には多大なご迷惑をおかけしたことを今更ながらお詫びいたします…。

©わんぱく・SUDACCI

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